基本をマスターすることが新人介護士にはとても大切

実際に行っている新人教育の内容をチェック!

具体的に行われている介護の現場の新人教育についてご紹介します。身体介助などの技術的なものばかりではなく、理念や方針、そしてマナーや接遇など幅広いことを教育しています。

新人は基本をマスターすることからはじめよう

すべては基本ができてから

教育係の技術が最優先

教育係の技術が最優先

新人の頃に技術を学ぶ際は、まず教育係の人の技術から覚えていきましょう。他の人のやり方が自分にあっているかもしれないと感じることや、他の人が教えてくれた方がやりやすいと感じるかもしれません。しかし、それでも最優先で学ぶべき技術は教育係の人の技術なんです!なぜなら新人の頃にはまだ何が基本の技術であるのか判断ができないためです。基本を学ばなければ、今後自分がやりやすいやり方を行う際に、危険な介護になってしまう可能性があります。また、教育係の人は施設から技術的に認められた人が選ばれやすいので、教えてもらえる技術の信頼度が高いという理由もあります。

基本ができれば

1ヶ月ほどの教育を受けていれば、ある程度の基本となる介護技術も身についてくると思います。そうなると色々な先輩たちのやり方を見て、なぜそのやり方で介護を行っているのか意図がわかるようになってきます。徐々に教育係の人からの手も離れていく段階になると思いますので、自分の身体能力に合う介護技術を次は目指します。それでも、現状はあくまで基本が掴めてきた段階ですので、いきなり自己流で実践するのは危険ですから控えてくださいね。
自分の身体能力に合う介護技術を身につけるには、先輩たちをよく観察することです。そしてその先輩たちから教わる姿勢を持つことが重要です。これまでは教育係の人だけの技術を学びましたが、ここからは色々な先輩たちから教わるステップになります。

多くの人から色々な技術を

経験者であったとしても、移乗介助がそこまで上手にできない人や、パッド交換の失敗が多い人もいます。そして経験年数が重なるにつれて、自分のやり方が凝り固まってしまったり、周囲からの指摘も受けづらくなるので、修正が難しくなってきてしまいます。だからこそ、新人の時に多くの人から色々な技術を身につけておくことが重要なんです。もちろん、それらの技術を学ぶ際も基本から始めましょうね。
新人の頃は教育を受ける権利を持っていますから、十二分にこの権利を駆使して様々な人から教わることができます。介護の知識や視野を広げるためにも、積極的に質問したり関わる姿勢を持ちましょう。先輩たちの得意な技術を教えてもらい、自分のものにできればその分だけ成長も早くなります。逆に仲の良い先輩だけから教わってばかりでは、自分に合わないクセなどがついてしまうこともあるので、色々な先輩たちから教わる姿勢が大切です。

新人教育に悩んでいる人におすすめの記事

一緒に働いていくために
一緒に働いていくために

新人教育を乗り越えるためには、新人も教育係もお互いのことを理解する必要があります。今後、介護職として一緒に働いていくために、相手のことを理解するよう努めましょう。