介護の教育係が押さえておきたい大切なこと

実際に行っている新人教育の内容をチェック!

具体的に行われている介護の現場の新人教育についてご紹介します。身体介助などの技術的なものばかりではなく、理念や方針、そしてマナーや接遇など幅広いことを教育しています。

教育係は新人としっかり向き合うことが大切!

これができればもう教育に悩まない!

教え方を統一

教え方を統一

先輩の教え方がバラバラだと、誰の方法で介護を実践していくべきかわからなくなってしまい、新人によくある悩みにつながっていきます。これに苦労する新人は本当に多いので、まずは教え方を統一するということを第一に考えましょう。教育を受ける側が混乱することなく、スムーズにその施設の働き方へ順応できるように体制を整えてあげましょう。

マニュアルを作成

統一された教育をするためには、マニュアルを作成して用意することが大切です。介護の原則や挨拶の仕方、身だしなみ、介護技術などをカテゴライズしてまとめます。マニュアルの中身に関して「清潔感のある身だしなみ」などの抽象的で全体をまとめたような書き方ではなく「爪はどこまで短くするか」「髪が長い場合どうするか」などを細かく具体的に書くようにしましょう。具体的でなければ教育係の捉え方次第で、結局は教育が変わってしまいます。それではわざわざマニュアルを作成する意味がありませんよね。マニュアルの作成にはこの書籍がとても参考になります。

時間をかける意識を持つ

マニュアルを作成したからといって、それを読めばすべてできるようになると考えてはいけません。実際の現場でどのような指導をするのかがとても大切です。未経験の新人であれば介護技術を教えるのは難しいですし、一朝一夕で身につけられるものでもないですよね。だからこそ昨日教えたから今日はできると考えてしまうのもNG。ある程度の時間をかけて育てていく意識がなければ、新人が潰れてしまうことだってありますからね。それでも技術が身につくのが遅いと感じたら、伝え方を変えてみるなどの工夫をすることも考えましょう。

話し合いの時間を取る

新人指導の際にいくら「わからなければ質問をして」と言っていても、いつ質問をしていいのかわからないという人もいます。また、忙しさからわからないことを曖昧なままで働いてしまうこともあります。そのため定期的に話し合いの時間を設けましょう。新人もその時間が質問をする時だと認識してくれるので、疑問点を解消しやすくなります。

教育係の教えるスキルを高める

介護職は時間をかけてスキルアップしていく職種ですから、長い目でスキルの高い職員を育てられる環境を整えることが大切です。より良い新人教育のために、教育係の教えるスキルを高められるように研修会を行うことがおすすめです。

新人教育に悩んでいる人におすすめの記事

一緒に働いていくために
一緒に働いていくために

新人教育を乗り越えるためには、新人も教育係もお互いのことを理解する必要があります。今後、介護職として一緒に働いていくために、相手のことを理解するよう努めましょう。