新人介護士が抱えやすい悩み

実際に行っている新人教育の内容をチェック!

具体的に行われている介護の現場の新人教育についてご紹介します。身体介助などの技術的なものばかりではなく、理念や方針、そしてマナーや接遇など幅広いことを教育しています。

新人が抱えやすい悩みとは?

抱える悩みはさまざま

抱えやすいストレス

抱えやすいストレス

どれだけ経験を積んで仕事ができるようになっても、ストレスと無縁でいられるなんてことはほとんどありませんよね。中でも、新人の頃は特にストレスを抱えやすいものです。
まだ何もわからない状態なのに「そんなことくらい教わらなくても知っていること」などと言われてしまうと、質問をするのが怖くなってしまいますよね。自分の想像していた仕事内容とのギャップにストレスを感じたり、思っていたより身体的な辛さを感じたり。また、利用者さんから一人前としてみられることへのプレッシャーがストレスになることも。
そんなストレスにつながる悩みをみていきましょう。

教わる人によって変わる教育

新人の頃を思い返して、「あれは本当につらかったなぁ」と感じることが多い悩みのひとつに、教わる人によって教える内容が違うということがあります。デイサービスなどの日勤だけの職場であれば、基本的には教育係が固定であるケースが多いです。しかし、夜勤のある特別養護老人ホームなどでは「早番」「日勤」「遅番」「夜勤」とさまざまなシフトで仕事をこなします。そのため、昨日教わっていた人と今日教わる人が異なるというケースは珍しくありません。では教育をする人が変わるとどうなるでしょう?
介護職員は色々な現場で働いてきた経験者が集まっていることが多いので、それぞれの現場で身につけてきた介護技術が微妙に違うことが当たり前です。昨日教わった人からのケア方法と、今日教わる人のケア方法が変わってしまうことがあるので「あれ?昨日教わったことと違う…」と感じることがあります。これは新人からするとどっちの方法が正しいのかわからなくなってしまいますよね。昨日教わった人のやり方でやっていたら怒られてしまうなんてことも。先輩たちからの教育法が統一されていないことに悩んでしまうことはよくあります。

名ばかりの新人教育

一部の施設では人手不足からまともに教育係から指導を受けられないということもあります。新人教育とは名ばかりで「わからないことがあったら質問して」と現場に放り出されてしまい「全部わからないんですけど」と言いたくなる施設もあるようです。
利用者さんからすれば新人であろうが関係ありませんので、何もわからない状態の新人の対応に不満を持つことは当然ですよね。そしてクレームが入ってしまったら、先輩から「わからないことは質問してと言ったよね」と怒られてしまう。このような環境では当然強いストレスを抱えてしまいます。

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新人教育を乗り越えるためには、新人も教育係もお互いのことを理解する必要があります。今後、介護職として一緒に働いていくために、相手のことを理解するよう努めましょう。